授業と単位

1 授業と単位

1-1 単位制度

 本学の教育課程は「単位制度」に基づいています。皆さんは、全学教育機構や学部の様々な授業科目を、自由に選択して、あるいは指定されたクラスにおいて履修しますが、これらの授業科目を履修し、試験やレポートなどで合格の評価を受ければ、それぞれの授業科目ごとに一定数の「単位」が与えられます。本学の授業科目は、講義、演習、実験、実習もしくは実技といった種類からなり、これらの種類によって、与えられる単位数が異なりますが、皆さんが本学の教育課程を修了するためには、それぞれの学部が定める科目ごとの単位数をすべて満たす必要があります(詳細は「卒業に必要な教養教育科目の単位 」を参照してください)。

1-2 授業の種類と単位数

本学における学期は前学期と後学期とに分かれています。多くの授業は、各学期とも、毎週1回、90分の授業時間をもって開講されます。本学の授業科目は、原則として、15回の授業と1回の定期試験をもって構成されます。教養教育科目において授業科目ごとに与えられる単位数は、次の通りです。

1 大学入門科目、健康・スポーツ科目の「健康スポーツ科学」(講義)、情報リテラシー科目の「情報基礎概論」(講義)、外国語科目の「日本語」(演習)、基本教養科目、インターフェース科目は、それぞれ2単位です。

2 外国語科目(日本語を除く)、健康・スポーツ科目の「スポーツ実習」(実習)、情報リテラシー科目の「情報基礎演習」(演習)は、それぞれ1単位です。

1-3 授業と自学自習

 本学の学則では、1単位の授業科目を、「45時間の学修を必要とする内容をもって構成することを標準とする」と定め、また各授業の種類ごとの単位数を次のように定めています。

3 講義については、15時間から30時間までの範囲の授業をもって1単位、

4 演習については、15時間から30時間までの範囲の授業をもって1単位、

5 実験、実習及び実技については、30時間から45時間までの範囲の授業をもって1単位。

本学では、1週90分の授業を2時間の授業とみなしますが、学則に従うと、例えば2単位の授業科目であれば90時間の学修内容が必要であるにもかかわらず、15回の授業だけでは30時間の学修内容に過ぎません。2単位の修得に必要な学習内容を構成する残りの60時間は、実は皆さんが行う「自学自習」の時間です。このことから判るように、大学における学修にとっては、授業も大切な学修ですが、しかし、それとともに、授業のための予習や復習、あるいは授業の内容にかかわる様々な問題を沈思黙考する時間もまた不可欠なのです。
 本学では、後で少し詳しく説明します「シラバス」(授業の目的・内容・到達目標など、授業概要を記したもの)において、皆さんが行う「授業以外の学習」を毎回の授業ごとに指示します。授業を受け、単位を修得し、本学の学生として必要な能力を身に付けるために、この「自学自習」は、決して怠ることなく、着実に行ってください。ある大学での調査結果によれば、大学4年生の状況に最も大きく作用している要因は、高等学校での成績でも、入学試験の成績でもなく、大学に入った当初における学修内容なのだそうです。1年次、2年次での弛まぬ努力こそが、4年後に立派な果実をもたらすことになるはずです。

教学マネジメント推進室

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