学習到達目標

佐賀大学データサイエンス教育プログラム(リテラシーレベル)

数理・データサイエンス・AIを日常生活や仕事などの場で利活用できる基礎的素養を身に付け、これらを問題解決や他者との円滑なコミュニケーション等に正しく活用できる人材を育成する。そのために、佐賀大学データサイエンス教育プログラム(リテラシーレベル)の学習到達目標を次のように定める。

1. 社会におけるデータ・AI利活用

1.1 データ・AIがもたらす社会の変化やAIを活用したビジネス/サービスを知り、数理・データサイエンス・AIを学ぶことの意義を理解する。
1.2 収集されているデータの種類やその活用事例を知る。
1.3 データ・AI活用領域の広がりを理解し、データ・AIの活用事例を知る。
1.4 データ・AIの活用を支える技術の概要およびAIの可能性と限界を知る。
1.5 データ・AIの活用とそれによる価値創造の現状を知る。
1.6 データ・AIの利活用における最新動向を知る。

2. データリテラシー

2.1 データを適切に読み解く力を身に付ける。
2.2 データを適切に説明する力を身に付ける。
2.3 データを扱うための基本的な能力を身に付ける。

3. データ・AI利活用における留意点

3.1 データ・AIを利活用する際の倫理と法を理解する。
3.2 データ駆動型社会における脅威(リスク)を理解する。
3.3 データを守るために留意すべき事項を理解する。

     

佐賀大学データサイエンス教育プログラム(応用基礎レベル)

数理・データサイエンス・AIに関する基礎能力を有するとともに、これを自らの専門分野や関連分野などへ応用して、課題解決や価値創造などに活かせる人材を育成する。そのために、佐賀大学データサイエンス教育プログラム(応用基礎レベル)の学習到達目標を次のように定める。

1. データサイエンス基礎

1.1 データ駆動型社会においてデータサイエンスを学ぶことの意義を理解する。(1-1)
1.2 分析目的に応じ、適切なデータ分析手法、データ可視化手法を選択できる。(1-2)
1.3 データ・AI利活用に必要な数学の基礎を理解する。(1-6)
1.4 データ・AI利活用に必要なアルゴリズムの基礎を理解する。(1-7)

2. データエンジニアリング基礎

2.1 データを収集・処理・蓄積するための技術の概要を理解する。(2-1)
2.2 コンピュータでデータを扱うためのデータ表現の基礎を理解する。 (2-2)
2.3 データ・AI利活用に必要なプログラミングの基礎を理解する。(2-7)

3. AI基礎

3.1 AIのこれまでの変遷、各段階における代表的な成果物や技術背景を理解する。(3-1,3-2)
3.2 AIが社会に受け入れられるために考慮すべき点を理解する。(3-2)
3.3 自らの専門分野にAIを応用する際に求められるモラルや倫理について理解する(3-2)。
3.4 機械学習、深層学習等の基本的な概念を理解する。(3-3、3-4)
3.5 複数のAI技術が組み合わされたAIシステムの例を説明できる。(3-9)
3.6 AI技術を活用し、課題解決に活かすことができる。(実践)